診療のご案内

飛蚊症レーザー治療(レーザービトレオライシス)

~ 飛蚊症は改善できる可能性があります ~

    • 飛蚊症の原因は生理的飛蚊症と病的飛蚊症に分けられます。
      特に生理的飛蚊症は、病的なものではないため、一般的には経過観察とされ、治療を行われることはあまりありませんでした。
      また、治療を行うにしても硝子体手術となり、手術自体のリスクや合併症も無視出来ませんでした。
      生理的飛蚊症は、そのまま放置しても特に問題はありませんが、飛蚊症に悩まされている方が多くいらっしゃるのも事実です。
      この飛蚊症をレーザーにて治療できるようになりました。
      レーザーを用いることにより、痛みもなく、治療に要する時間やリスクも減らせます。
      飛蚊症レーザー治療
       
      • 飛蚊症とは
        明るい所や白い壁、青空などを見つめたとき、目の前に虫や糸くずなどの「浮遊物」が飛んでいるように見えることがあります。
        視線を動かしてもなお一緒に移動してくるように感じられ、まばたきをしても目をこすっても消えませんが、暗い所では気にならなくなります。
        このような症状を医学的に「飛蚊症」といいます。
      • 代表的な飛蚊症のイメージ
        飛蚊症レーザー治療
      • 飛蚊症の原因
        眼球内の大部分は硝子体(しょうしたい)というゼリー状の物質で満たされています。
        この硝子体に何らかの原因で濁りが生じると、特に明るいところや白い壁などを見たときにその濁りの影が網膜に写り、飛蚊症として自覚されます(濁りの形や濃さにより様々な形に自覚されます)。
        この濁りは生理的な濁りと病的な濁りに分けられます。
        *飛蚊症を自覚したら、生理的なものか、病的なものか、早めに眼科を受診して原因を調べることが大切です。
      • 生理的飛蚊症
        飛蚊症の原因は、ほとんどが加齢に伴って硝子体が変化することで起こる「生理的飛蚊症」です。
        経過観察にて気にならなくなることも多いですが、症状が改善しない場合にはレーザー治療(レーザービトレオライシス)の対象となります。
      • 病的飛蚊症
        網膜剥離や硝子体出血、ぶどう膜炎などにより起こり、これらの病気は早急な治療を要します。
        急に飛蚊症を自覚した場合は、早急に眼科を受診し、原因となる病気が見つかれば、治療を受ける必要があります。
      • レーザービトレオライシス(飛蚊症レーザー治療)とは
        レーザー光を照射して、飛蚊症の原因となる硝子体中の濁りを蒸散させることで、症状を軽減します。
        濁りの大きさや程度により一度の照射で効果が得られない場合は、複数回要することもあります。
        この飛蚊症レーザー治療を可能にしたのが、UltraQ Reflex (ウルトラQリフレックスYAGレーザー)です。
      • UltraQ Reflex (ウルトラQリフレックスYAGレーザー) ~神奈川県内初導入~
        UltraQ Reflex (ウルトラQリフレックスYAGレーザー)
        照明光と治療光の同軸設計やウルトラガウシアンビームによる精緻切開を可能にしたエレックス社のUltra Q Reflex です。
        照明光路と治療ビームを同一な光路に収束させることにより、水晶体前後嚢切開や虹彩切開のみならずYAGレーザーの硝子体内照射を行うことができます。
        レーザー治療で重要視される低エネルギーで安定したレーザー照射が可能です。
        国内で導入されている施設は少ないですが、欧米ではすでに実績を残しているレーザーです。
      • 治療当日の流れ(所要時間 約2~3時間)
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            術前準備:散瞳薬点眼・麻酔薬点眼
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            レーザー治療用接眼レンズを装着し、レーザー照射(20~30分程度)
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            休憩後に術後検査
      • 術後検診
        術翌日、術後1週間、術後1ヶ月
      • 治療費用
        片眼 初回:98000円(税別)
        2回目以降 毎回:35000円(税別)
        ※ 治療には複数回要することがあります
        ※ 飛蚊症のタイプによっては治療の対象外となることもあります

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